ー共感は弱さではなく、リーダーに必要な力ー
近年のリーダーシップにおいて、最も重要視されているスキルのひとつが「共感」です。
共感力を持つリーダーのメリット
・早期に対立を解消し、信頼を得やすい
・チームのモチベーションを高めやすい
・良好な人間関係を築きやすい
共感とは単なる「同情」ではありません。
相手の立場に立ち、感情や動機を理解しようとすること。
その結果、安心できる職場環境が生まれ、チーム全体の力が高まります。
このEラーニングで特に印象に残ったのは2つのフレームワークです。
●四つの耳のモデル
人はひとつのメッセージを「4つの耳」で受け取っていると言われます。
・事実耳:何が起きたか(事実情報)
・関係耳:自分と相手の関係はどうか(態度やトーン)
・自己開示耳:相手はどんな気持ちで言っているのか(感情や価値観)
・アピール耳:相手は自分に何を望んでいるのか(依頼や期待)
同じ言葉でも、人によって受け取り方が違う理由がここにあります。
●DISCモデル
人の性格タイプを4つに整理するツールです。
D(Dominance:支配型) → 結果重視・決断が速い
I(Influence:影響型) → 明るく社交的・人とのつながり重視
S(Steadiness:安定型) → 協調性が高く、安心できる関係を重視
C(Conscientiousness:慎重型) → 分析的・正確さやルールを重視
タイプに応じてアプローチを変えると、相手に伝わりやすくなります。
リーダーの役割は日々変化しています。共感を持ち、相手を尊重し感謝し合うことが、説得力や影響力を高める近道です。
皆さんは、日常のマネジメントで「共感」をどう実践していますか?